会社が倒産して無職になったブルベアトレーダーの日常

元配送ドライバー業でしたがコロナで会社が倒産しクビになり、時間だけはあるので株のブルベアだけでなんとか食ってます

部署異動して怪我して逆戻りしました

オープンから数ヶ月経過した後、『パート社員の部署異動』が決まりました。
まず生活雑貨と家具のバックヤード担当にフルタイム8Hの男性が1名ずつ追加投入されました。

生活雑貨バックヤードへは福井さん(元生活雑貨担当/24歳/男性)、家具バックヤードへは末次さん(元家具販売担当/55歳/男性)がそれぞれ移動。

若手正社員の話によると、もともと各バックヤード担当はフルタイム8Hが2名いなければ成立しないそうです。

そりゃそうです、だって週休2日制ですから週のうち2日間バックヤード担当(フルタイム8H)がいなくなっちゃいます!それを1名ずつでやらせようとしていたのだから狂気の沙汰です。

そして月日は流れ・・・私が家具バックヤードから異動となります。

異動先はなんと生活雑貨担当と生活雑貨バックヤード担当の2部署になってしまいました・・・。

なんだそりゃ、全部やれってことか?

ちなみに石田さんが家具バックヤード担当になりました。

意味がわからないので石田さんに聞いてみると

石田さん「たぶん福井さんがバックヤード担当になったので、二人が出勤するときは田中さんは生活雑貨担当ってことじゃないですか〜?」

なるほど、これは相当こき使われそうな気がします。。。

そして生活雑貨バックヤード担当として早朝7時に出勤するというパターンになりました。
まずは荷受なのですが・・・え?一人でやるんですか???

なんと入荷トラックの荷受が一人っきりです!

これってどういうことでしょうか?

とりあえず一人しかいないので、やることはやりますがイヤ〜大変です。
カゴ車入荷の場合は楽勝です。トラックから運転手さんと一緒にカゴ車を降ろすだけですから。

問題はカゴ車入荷ではない場合です。ダンボール箱のままトラックに積まれていますので、平台と呼ばれる台車に載せ替える必要があります。場合によってはABC店のカゴ車に積み替えたりするので、体力的にキツいです。

この荷受作業って二人以上でやることになっていたはずです。研修のときにそのように教わりましたよ!
またしても石田さんに確認すると

石田さん「そうなんですよ、オープン当初は二人とか三人とかでやっていたんですけど、いつのまにか一人になっちゃったんですよ」

いや一人はダメだろ!一人で荷受するのと二人で荷受するのでは体力的・時間的に2倍の差があります。
さらに商品によっては一人で持ち上げることができないような重量物もあります。だから会社のルールでは『荷受は二人以上でやる作業』と決まっているのです。

生活雑貨チーフマネージャーの矢島さんに抗議しに行きました。

私「矢島さん、なぜ荷受が一人なんですか?」

矢島さん「いや〜、人がいないのですよ。大変なのはわかっていますから休憩など取りながらで構いませんから、なんとかお願いします」

なんじゃそりゃ!人がいないという責任をパート社員に押し付ける気ですか!

わかりました。納得はしていませんが、やるだけやります。ただし責任はそちらで取ってくださいね!!

生活雑貨のリーダー的存在である山口さんは私が家具から移動してきたことを喜んでいましたが、私はテンション下がりっぱなしです。なんだか一発でやる気を無くしたというか、仕事に対する意欲がなくなりました。。。

もちろんやることはキチンとやってますよ!

そんなある日、恐れていた日がやってきました。
入荷トラックが朝2台、昼1台という大量入荷の日です。

作業割当表によると・・・すべて私一人で担当することになっています

まず朝のトラック2台ですが、たぶん二人で荷受をやれば1時間で終わると思いますが、一人だと・・・3時間近くかかりました。
まず荷受をするスペースがどんなに片付けておいてもトラック1台分+αぐらいしか入りませんので、エレベーターで各部署に上げなければなりません。しかも台車やカゴ車に整理分類しながら商品を載せて行かなければなりません。

トラックの運転手さんからも「なんで一人なの?」「他の店舗だったら3〜4人いますよ」など、いろいろ聞きました。

とりあえずトラック2台分の荷受が終わったのが、10時チョイ前ぐらい。ホントは休憩じゃないのだけど、水分補給やタバコを吸いに勝手に休憩を取ります(矢島さんの許可がありますし、すでに体力的にヘロヘロです:涙)。

さらにもう1台入荷トラックが昼に入ってきますので、荷受スペースをできるだけ空けなくてはなりません。

女性パート社員さんたちが入荷処理を懸命にやってくれているのですが、2台分はそう簡単には終わりません。さらに売場作業もあるので、入荷処理の人員が少ないのです・・・。

それでもなんとか荷受スペースを作り出し、昼の入荷トラックの荷受をやりきりました〜!

ちなみに石田さんが荷受をやっていた頃でも1日でこれだけの量を一人荷受したことはないそうです。

やっとお昼休憩を取り、午後の仕事に取りかかりますが、私は入荷処理ではなく売場作業に入らなくてはならないようです。

私「えっ?誰が入荷処理やるの?誰が荷受スペース整理とバックヤード(商品格納など)やるの?」

ぜ〜んぶ私一人の担当でした!

本来なら男性3〜4人は必要だと思われますが、例によって『人がいない』という理由で私一人です。

16時が定時なのですが、終わりません。。。

ブチ切れそうな気持ちを抑えて、矢島さんに相談に行くことにしました。

私「矢島さん、今日の作業は定時まで終わりませんが、どうしますか?」

矢島さん「大変だと思いますけど、1時間だけでも残業できませんか?」

私「(ちょっとヤケ気味に)1時間ぐらいなら残業してもイイですけど、それでも終わりませんよ。あと男性二人は欲しいです」

矢島さん「じゃあ、できるところまでお願いします」

もうこのまま帰ろうかと思いましたが、やるだけやろうと決めました。

結果・・・閉店の21時まで、いや21時30分ギリギリまで残業してしまいました・・・(作業はすべて終わらせました)。7:00〜21:30まで仕事したことになります。

たぶん今後この記録を破られることはないでしょう。

そして翌日は出勤日だったのですが、急遽お休みすることになってしまいました(が〜ん)。

朝起きたら両腕の肘関節が痛くて、両腕が思うように動かないのです。昨日も痛みがあって風呂上がりに湿布しておいたのですが、右手も左手も握力がなくダメです・・・。

その日は9時出勤だったのですが、電話して「両腕が動かないので病院に行くから休みます」とだけ伝えて病院に行きました。
レントゲンとかも撮影しましたが、診断結果は『両肘の腱鞘炎』というコトらしいです。まぁ骨折しているワケではないので、他に診断のしようがないですもんね!とりあえず湿布して様子を見るしか方法はないようです。

とにかくこのままでは仕事になりませんね。。。どうしよ?

翌日は普通の休日だったので2連休しちゃいました。

プラス(仮)に入って初めて2連休です(わ〜い!)。

 

 

両腕の調子は昨日よりだいぶ良くなりました。握力は50%ぐらいはあります。
痛みは少しありますが、肘をあまり捻らないようにすれば、重量物も持てそうです!

何とかなりそうだったので、翌日は出勤しました(9時出勤です)。
そうすると店長が出勤されていて

店長「田中さん、もう大丈夫なんですか?」

私「大丈夫じゃないけど、気をつければ何とかなりそうなので出勤します」

店長「そうですか、わかりました。で、今日から家具バックヤード担当でお願いします」

私「えっ?今日からですか??」

どうやら私に無理をさせたのがマズかったらしいです。
ルールを無視した業務命令だったので、私が組合と人事部に訴えたら店長や役職者がそれなりのマイナス評価になります。

そりゃそうでしょ、通常なら3〜4人でやる作業を『たった一人』でやったのですから!

そのあと石田さんに話を聞くとどうやら昨日店長から話があったようで、私が怪我をしたから急遽元に戻すと言ったらしいです。もちろん今後の荷受作業は最低でも二人にするという約束もしたそうです。

本来なら店長や矢島さんから謝罪があっていいレベルですよね?

でも謝罪もないし、逆に店長からは

店長「ね、生活雑貨バックヤード担当は大変でしょう?それに比べたら家具バックヤード担当は楽でしょう?今後は家具バックヤード担当をガンバってください!」

『カチン』ときました(怒)!

自分の判断でミスして怪我したワケではないのに、そんな言い方はないでしょう(怒)!ルールを無視したのは『そちら側』ですよ。私は奴隷じゃありません!

店舗の電話を使用して組合に電話しました。

組合からは「こちらから人事部に連絡を入れます」と言われてから1時間もしないうちに、私個人宛に人事部から電話がかかってきました。

まずは事実確認をしたいと言われました。「一人荷受」や「人がいないからという理由で朝7時出勤〜21時30分まで仕事した」など、すべてをお話しさせていただきました。

1日休んだ分は有給休暇ではなく『会社持ちの休み』にしてくれる(そんなことができるんだ)とのことで、それでOKしました。
店長や役職者はどうなったかよく知りませんが、人事部の担当者に呼び出されたようなので、注意でもされたんでしょう!

そのあと両肘も順調に回復して、1週間後ぐらいには『普通の肘』になりました。しかしまた負荷がかかって痛める可能性があるので、それからず〜っとサポーターを両腕にはめることになり、現在でもサポーターは外せません。

もうホントに50代のオッサンアルバイターに無理させないでください(笑)!