30歳代〜40歳代のパート社員(女性)のご家庭に、今年受験のお子さんが結構います。
主に高校受験と大学受験なのですが、休憩所では受験に関する話で盛り上がっています。
※その他では専門学校受験と中学受験がそれぞれ1名ずつ。
聞くところによりますと、あまり『賢いお子さんはいない(汗)』ようで、高校の場合は『公立がギリギリで私立に行くかも?』とか『公立は無理だから私立狙いで!』など・・・。
お金はかかるようですが、私立でもいろいろと良いこともあるようです!
例えば学校にもよりますが「専門的な勉強ができる」「大学付属高校ならストレートで進学できる」「エアコン完備」「修学旅行が海外」「制服がカワイイ」など。まぁそのぶん学費は高いですけど!
大学受験のお子さんをお持ちの方は大変のようです。
公立を受験されるお子さんはいないようですが、『腕試し』的な感じでセンター試験だけは受けるという人は多いようです。
当然MARCHは無理・・・とは言っても浪人だけは勘弁してくれという感じで、どこでもイイから大学に入ってくれという親心のようです。
プラス(仮)ABC店で働く理由の一つに「子どもの学費のため」という方がたくさんいるんです。
「子どもが大学を卒業したらパートは辞める!」
という方も多くいるようです。
今年高校受験の家庭ではあと7年、大学受験の方はあと4年・・・ガンバってください!
※お子さんが複数いらっしゃる方もいますので、その分の年数がかかりそうですね。
現在進行形でパートで働く学生たちも奨学金で通っている人が多く、卒業して就職したあとの返済など大変そうです。
今の時代は最低でも4年生の大学を出ていないと就職には不利です。
私には兄がいるのですが、諸事情により大学3年生で中途退学しています。
そのあとはライター系のフリーランスで色々な仕事をしていたのですが、あるとき知人の紹介で大手出版社である集●社に半年ぐらいアルバイト勤務していたことがあります(20年以上前です)。主に大学教授や学者などに原稿を取りに行くという仕事だったのですが、ライターの仕事をしていたので、しばらくしてからリライトや文字数調整なども任されるようになり、編集者としての仕事もやっていたようです。
当時の集●社では夜中まで残業するなんて当たり前で、時給も良く、会社持ちの夕飯などでは「うな重」とか出たそうです!
兄がバイト勤務しだしてから3ヵ月ぐらい経過したとき、集●社の某編集長から
編集長「田中クン(兄)はどこか大学出てる?」
と質問されたらしいです。
田中(兄)「いえ、3年で辞めちゃったんですよ〜」
編集長「そっか〜、残念だな。どこでもイイから4年生の大学さえ出ていれば人事に推薦して、そのまま集●社に入れたのに〜!」
フリーでライターをやっていたこともあり、兄の編集スキルが優れているから中途採用しようと編集長は考えていたようで、兄にアルバイトから正社員雇用をしたいと申し出があったのです。
しかし大学卒業という『資格』がないと、どんなに優秀な人材でも中途入社できないのです!
兄も大学を辞めたことをちょっと後悔していました。。。
それでも誰もが知っている超有名マンガ(某警察官のマンガです)の『まとめ本』の制作で兄を編集長として抜擢して頂いたそうです。
残念ながら集●社の仕事はそれが最後となってしまったようですけど・・・。
大企業ではなくても『大学卒業資格』というのは、さまざま企業から求められる最低条件です。高卒はもちろん短大卒・専門学校卒でもダメなんです。
もちろん『大学卒業資格』がなくても就職できる企業はいくらでもあります。しかし「大学卒業資格があると就職できない企業」は聞いたこと無いです。
ちなみに私は専門学校卒です。
だいぶ昔の話ですが、私は専門学校の入学試験の日程を勘違いしていてテストを受けませんでした(汗)。
「あ〜、しまった!入学試験は昨日だったぁ〜!!」
でも当時の専門学校は2回目、3回目の入学試験などもあったので、受験料は1回分無駄になるかもしれませんが、受験は可能だろうぐらいに思っていたんです。
そうしているうちに郵送されてきたのが合格通知と入学の案内でした。
「えっ、テストやってないけど・・・まぁイイかぁ〜(笑)!」
というワケで無試験で入学して、無事卒業しました(笑)。
現代の専門学校では、絶対に有り得ないと思いますが、数十年前は適当だったのでしょうね!