会社が倒産して無職になったブルベアトレーダーの日常

元配送ドライバー業でしたがコロナで会社が倒産しクビになり、時間だけはあるので株のブルベアだけでなんとか食ってます

初めての飲み会開催、コストカッターに任命される?

プラス(仮)全体の飲み会が開かれたのはオープンから1ヵ月ほど経過したときでした。

この飲み会はなんと『パート社員の自腹なし!』で、『タダ酒』だったのですよ!

実はチョットしたカラクリがありまして・・・年に1度だけパート社員一人当たり3000円までの宴会(懇親会・親睦会)費用が会社から支給されるというシステムがあるんです!
別に全員集まる必要もなく、パート社員が2人以上であれば支給されるというもので、4月から3月までの間に領収書と写真(プリントしたもの)を提出すれば、現金でもらえます。

今回の『オープン記念飲み会』はその費用から捻出され、足りなかった分などは店長を始めとする役職者に負担していただけたようです!

私は仕事終わりでの参加だったのですが、40〜50人ぐらい参加していたようで、けっこう盛り上がっていました。

まぁそれなりに苦労を共にしてきた方々との飲み会だったので、それなりに楽しめました!

しかしコレがもし『自腹飲み会』だったら、参加しなかったでしょうね。。。

以前会社勤めだった頃でも会社の方々と飲みに行くのは多くても月に1回程度。職場での飲み会自体は月に4〜5回やっていたようです。別に「上司だからおごらなくてはイケナイ」とかではなくほぼ割り勘だったのですが、あまり参加しない方でしたね。

飲み会というかお酒は嫌いじゃないので、普段からほぼ毎日自宅で飲んでいます。仕事関係で飲みに行くとどうしても仕事の話がメインとなりますが、酒飲んで仕事の話をするのは好きじゃないのです。

だからプラス(仮)での飲み会は、反対派です。

別にやりたい人はやればイイんです。ただ私は参加したくありません!

なぜならプラス(仮)で働く目的は『仕事がないから仕方なく働いている』からなんです。友達が欲しいワケじゃないし、フリーランスの仕事が上手く行くようならすぐにヤメます。そんな人がなんで好き好んで飲み会なんかやらなくてはならないのでしょうか?

 

実はすでに飲み会が開催されているのを知っています!

店長が中心となって生活雑貨リーダー的存在のパート社員の山口さん(35歳/女性/フルタイム8H)と山口さんが誘っている数名(生活雑貨の方)で飲みに行ったことがあるようです。

『タダ酒宴会』の1ヵ月後、なんと飲み会反対派である私が山口さんから誘われました!

山口さん「田中さん、今度●●日に飲み会があるんですけど、一緒に飲みましょうよ!」

(え〜、私ですかぁ?飲み会反対派だって言ってあるでしょ!)

そのとき近くにいた家具販売員:佐々木さん(40歳/女性)も

佐々木さん「田中さん、私も行くのでみんなで飲みましょうよ!」

(あ〜、悪気はないんだな、まぁ1度ぐらいなら様子見でいいか)

私「わかりました!翌日休みだし、行きましょう!」

ということで仕方なく参加することにしました。

そして飲み会当日、仕事が終わり1人で居酒屋へ向かいます。
すでに宴会は始まっていましたが、8人ぐらいいました・・・あれ、なんと店長と生活雑貨チーフマネージャーの矢島さんもいます。

店長「お〜、田中さん来ましたか。これスッゴク美味しいですよ!」

なにか生肉系のユッケみたいのを差し出されましたが、私は魚の刺身以外の生肉は一切食べませんのでお断りしました。過去に有名な焼き鳥屋さんで半生のレバーを食べて食中毒になったことがあります。体温計で熱を計ると42度と表示されたときは、死ぬかと思いましたよ!

とりあえずビールを頼んで、テープルの上に並んでいるおつまみを頂きます。
ちょっとすると店長が私に話しかけてきました。

店長「田中さん、主に学生のバイトを(パワハラにならない程度に)厳しく指導してやってくれませんか?」

はぁ〜?なにそれ・・・・って何人かクビになるように仕向けろってことか?

店長「(みんなに聞こえるように)実はABC店のパートの人数が多すぎるんですよ。新店ってワザと多めにパートを雇うんですが、その中で1割ぐらいの人が使えないパートなんですよ。それで今目立つのは学生・・・特に男の学生なんだけど、誰だか大体わかりますよね?そいつらをヤメさせたいんですよね〜!」

そ、それを私にヤレということですか?

矢島さんからも愚痴が出ました。

矢島さん「そうなんですよね。あの学生たちホント使えないのよぉ。他のパートさんたちの足を引っ張っているんですよ」

生活雑貨の学生たちですね・・・なんとなく理解できます。

私は実際になんどか注意したことがあります。何かの在庫探しをしていた学生Aさんが、私のいる家具バックヤードに来て、ウロウロと棚を見上げていたことがあります。

そのとき

私「何か探しているの?」

と聞くと

学生A「●●という商品を探しているのですが、生活雑貨バックヤードになかったからコッチにあるかな〜と思って探しているんです」

えっ?あるワケないじゃん!生活雑貨の商品が家具バックヤードにあるワケがないじゃない!という説明をすると

学生A「いや〜、わからかったので・・・」

そのときはオープンしてから数ヶ月経過していましたので、「わからなかった」という理由は通用しません。しかも学生Aさん・・・まだ家具バックヤードの棚を見て回っています。

私「学生Aさん、だからここには無いって説明したでしょう!今のキミはサボっているとしか思えない行動をしているんだよ、わかる?」

学生A「はぁ、わかりました・・・」

そう言って彼は立ち去りました。

とりあえずこの件は喫煙所で店長に報告しました。

そのとき報告を受けた店長は「はぁ〜」と肩を落としているようでした。。。

確かにこんな奴はヤメてもらった方が良いに決まっていますので、無理のない範囲で『厳しく指導』していく係をやることにしました。たぶんABC店では私が一番適役だと思いますしね。。。

立場は全然違いますが、日産のカルロス・ゴーン氏が『コストカッター』と言われたことを思い出しましたね〜!

山口さん「私も学生に注意したこと何度もあるんだけど、言うこと聞かないんだよね。やっぱり女だとナメられるんですよ!」

他の女性パート社員の皆さんも「うん、うん」とうなずいています。結構苦労されているみたいですね。

なるほど、今回の飲み会に誘われた理由はこーゆーコトだったんですね。たぶん店長が山口さんや佐々木さんに「田中さんを連れてきて」と言われたのでしょう。

ちなみにすべての学生がダメということはありません。
女性男性関係なく学生でもキチンと仕事のできる方はいます。

私はABC店に不要なパート社員(主に学生)を『厳しく指導』していくことで納得です。ただ私のやり方は店長の期待しているものとはチョット違うと思います。単純に厳しい口調で注意したって「田中さんはうるさくて怖い人」というイメージしか持たなくなるだけですし、その対象者は生活雑貨にしかいないので部署が違うと『厳しく指導』することが困難ですから!

『オレ流(笑)』でやらせていただきますね!

私「山口さん、いつもこーゆー飲み会やってんの?」

山口さん「いつもじゃないですよ、今日で2回目だもん!次は(正社員抜きで)パート社員だけで月一ぐらいで飲み会やりましょうよ!!」

こうして私は飲み会反対派だったのですが、飲み会肯定派になってしまいました。。。

というワケで飲み会終了、店長が1万円出してくれました!ごちそうさまでした!!