会社が倒産して無職になったブルベアトレーダーの日常

元配送ドライバー業でしたがコロナで会社が倒産しクビになり、時間だけはあるので株のブルベアだけでなんとか食ってます

腰が痛い人は硬いマットレスを使ってはダメです

家具バックヤード以外にも家具の販売員もどきをやったりすることがあります。
先日もマットレスとベッドをご案内いたしました!

マットレスあるある』なのですが、

お客様「腰が痛くなるから硬めのマットレスがいいのよね〜!」

はい、大間違いで〜す!

まったくもう、こんな迷信を生み出したのは誰なんでしょうね。

まず最初に言っておきますが、『硬めのマットレス』はさまざまなメーカーで販売されていますので、存在を否定しているワケじゃないです。もちろん『柔らかめのマットレス』を推奨しているワケでもありません!

自分のカラダに合ったマットレスを選択するのがベストなんです!

例えば「身長が同じでも体重が違う」という人の場合
『身長170cm体重60kgのAさん』と『身長170cm体重80kgのBさん』を比較しますと体重の重いBさんの方が硬めのマットレスを選択された方が良いです。

これはAさんが使用するマットレスとの比較になります。

逆の言い方だとAさんはBさんの使用するマットレスより柔らかめのマットレスを選択された方が良いということです。

つまり『マットレスを使用する人の体格(身長・体重)で決める』のが正解なんです。

ところが各種マットレスを販売している店では体格(身長・体重)について説明しているところはほとんどないです。そして知識のある販売員は「このマットすれがオススメですよ!」などと言うこともほとんどありません。

理由は『販売後のクレーム対策』です。

どんなに体格に合ったマットレスでも使うのは購入したお客様です。購入前に使っていたマットレスや布団などとの違いから、多かれ少なかれ必ず違和感があります。その違和感が良い方向なら問題ないのですが、悪い方向だった場合は「ほぼクレーム」になります。安い物じゃないし、毎日使うものですから、そりゃ寝心地悪かったらイヤですよね!

だから、結局はお客様ご自身に選んでもらうしかないのです。

 

 

それではどんなマットレスを購入すればイイのでしょうか?

ご紹介して行きます!

1. ポケットコイルマットレス

近年のマットレスの主流がポケットコイルマットレスです。
独立した数百個のスプリングコイル(バネ)がカラダを点で支えてくれ体圧分散に優れています。カラダの部位に合わせて沈み込むので、肩や腰などへの負担軽減になります。
スプリングコイルの上にウレタン層があり、この素材や厚みで寝心地が大きく左右されます。高級なマットレスでは羽毛が使用されて鋳物もあります。
スプリングコイルが2段になったものや、低反発ウレタンなどが使用されたマットレスなど種類が豊富なので、とにかく片っ端から寝てみるのが良いでしょう。
スプリングコイル部分は空洞が多いので通気性がとても良いのですが、その他のウレタン部分や羽毛部分などの通気性はそれなりなので、月に1〜2回はマットレス本体をベッドからずらしたり、可能なら立てかけるなどして乾燥させると良いでしょう。できればベッドパッド(吸汗性)を使用しましょう。

 

2. 低反発マットレス

プロスポーツ選手などのCMで一気に知名度が高くなったのが低反発マットレスです。素材はウレタンフォームが一般的です。特徴としては優れたホールド感がもたらす寝心地の良さと体圧分散に優れることでしょう。よく「柔らかいマットレス」と思われている方がいますが、違います。手のひらで押すと「グニュ〜」と潰れて行きますが、とりあえずカラダを横にして寝てみてください。思っていたたほど沈み込まないので驚かれると思います。
そのバツグンの安定した体圧分散のおかげで『寝返り』が少なくなるという利点もありますが、体重が100kg以上の方には不向きとなります(メーカーにより異なります)。また耐久性もポケットコイルに劣ることが多いです。
通気性も悪いので必ずベッドパッド(吸汗性)を使用しましょう。

 

3. 高反発マットレス

メーカーによってまったく異なると言ってもイイぐらい寝心地に差があります。基本的には高反発なので寝返りしやすく、体圧分散にも優れています。素材はさまざまでウレタンフォームや高反発繊維などが使用されています。低反発と比較して『硬く感じる』と思います。体格の大きい方などは高反発の方が良いと思いますが、必ず試しましょう。
通気性が良いケースが多く、耐久性にも優れているという利点があります。メーカーや種類によっては水で丸洗いすることができるマットレスもあります。
ただ平均的な体格や女性の方だと硬く感じてしまうこともあるようなので、こちらも是非試してください。なお、価格は高めなことが多いようです。

 

4. ボンネルコイルマットレス

正直なところ、あまりオススメしたくないのがボンネルコイルマットレスです。「腰が痛いから硬いマットレスがイイんだ!」というお客様が購入されるケースが多いですね。金属製のスプリング(バネ)が連結されているので、面でカラダを支えます。寝返りを打つなど動くとマットレス全体が揺れるので、ちょっと慣れが必要かもしれません。
体格の大きな人でも安心で、どうしても他のマットレスが合わない場合はボンネルコイルマットレスを選んでおくのが無難です。
ボンネルコイルマットレスの上に敷き布団や他の薄手のマットレスを敷くという使い方に最適なのでオススメできます。他のマットレスと比較して耐久性や通気性に優れるため、比較的長期間使うことができます。

 

5. エアーマットレス(エアーベッド)

空気を入れて膨らませて使用するマットレス(ベッド)です。入れる空気の量で硬さを変えることもできますが、徐々に空気が抜けるので調整が必要です。通気性がまったくないので、敷き布団などは毎日干した方が良いと思います。
個人的には簡易的な使用(来客など)なら構いませんが、常用するベッドではないと思います。

だいたいこんな感じです。

まずとにかくマットレスの上に寝っ転がることです!
そして左右に寝返りを打つことも重要です!!

この2つを必ず実践してください。

マットレスの使用方法

購入されたマットレスにそのまま就寝されても構いませんが、人の汗により湿気がたまったり、汚れたりします。やはりできるだけ長く使いたいですよね!

まず必要なのが『ボックスシーツ』と呼ばれるマットレス専用のシーツです。その名の通り箱型のシーツで、基本的に汚れからマットレスを守ります。

シングル・セミダブル・ダブル・クイーンなどサイズ別に用意されています。だいたい汎用品で大丈夫だと思いますが、購入されたマットレスの厚みによっては汎用品ではマットレスをスッポリ覆うことができませんので、マットレス購入した店舗でご確認ください。

ボックスシーツはそれほど頻繁に洗濯しなくても大丈夫ですが、2枚購入されることをオススメします。

 

次に必要なのが『ベッドパッド』です。吸汗性のあるものが主流で、夏は涼しい冷汗タイプ、冬は暖かい温熱タイプの2種類があります。夏用の冷汗タイプは裏側を使用することができる商品もあります。春と秋にはちょうど良い感じです!

ベッドパッドは汗をかく量に個人差がありますので、夏は毎日交換しても良いです。長くても1週間ぐらいで洗濯してほしいところです。夏用は3〜4枚ぐらい、冬用は2枚あれば足りると思います。

そして、たまに勘違いする方がいるようですが、『ベッドパッドの上に人が直接寝る』が正解です。