コタツと言えば「フカフカの専用布団をかけて、スイッチ入れてぬくぬくする」という冬のイメージがあるかと思いますが、今ぐらいの時期（５月）でも売れています。
そう、布団や電源コードを外して、そのままテーブルとして使用するためです！
もちろん寒い季節なれば布団をかけて使用されるんでしょうけど、一年中使用することができる数少ない暖房器具なんですよね！
ここで冬の季節以外でコタツを購入された場合の注意点があります。
必ずコードを差し込んで、暖かくなるかどうかの確認をしてください！
※赤くならないタイプもありますので、スイッチを入れてから手をかざすなどして確認してください。
可能であれば実際に布団をかけて冬に使用する状態での確認もお願いします。
※これは温度が正常に上昇するか、サーモスタットが作動するかなどの確認です。
それと「コタツにぐらつきがないか」「割れやキズなどはないか」などの確認もお願いします。
５月ぐらいに購入されると半年ぐらいの期間は電源コードを差し込んで使用されないと思いますが、11月以降になって故障に気付いた場合は修理もしくは交換となります。
修理は主に部品交換となるのですが、その部品が届くまでの間はコタツが使用できなくなってしまいます。
寒くなってきたからコタツを使おうと思ったのに、使えないんですよ。。。
どうしても電化製品である以上は初期不良という可能性が２〜３％ぐらいあります。
「えっ、初期不良って２〜３％もあるの？」
はい、100台中２〜３台ぐらいあります。
実はこの初期不良の半分以上は「購入者の扱い方」に問題があったりなんかします（汗）！
エアコン・冷蔵庫・洗濯機などは業者が運んで設置することが多いかと思いますが、これらの初期不良は１％未満と言われています。
これは専門の業者がすべて設置や試験運転などを行うことで、初期不良が出にくいというコトです。
万が一商品に異常があった場合は、業者のほうで手配してくれますので、即日に解決することが多いです（購入者と要相談）。
コタツや扇風機のように購入後に自分で持ち帰るパターンの電化製品の初期不良が多いのは『手荒に取り扱う』というケースがあるからなんです。
コタツのほとんどは組立が必要です。
組立と言ってもほとんどが足を取付けるだけなのですが、説明書通りに組立てずに適当に組立ててしまうケースが結構多いです。
あとは強い衝撃を与えてしまうというケースも多くあります。精密機械ではありませんが、乱雑に扱うと壊れてしまうこともあるんですよね〜。
コタツのスイッチなども強い衝撃に弱いので、足で踏みつけたり、上からモノを落としたりしないように注意してください。
以上のように本来なら『お客様による過失』であっても『初期不良』として処理することがほとんどです（涙）。
これにも理由があります。
一応お客様の過失を説明しますが、納得していただけるケースと納得せずに「お客様がごねる」というケースに分かれます。
実は過失を理解していただいた場合でも無償で交換することがありますので、買い換える前に是非ご相談ください。
「お客様がごねる」ケースでは、とにかくそのあとの対応に時間がかかります。これって小売業としては非常に面倒なことなんです。
俗いうクレーマーですね（笑）。
もうホント・・・クレーマーはなんでも言ってきますよ。。。
「最初から壊れていた」
「不良品を売りつけやがって」
「訴えるぞ」
「社長を出せ」
「SNSに投稿してやる」
「オレは●●の知人だから、おまえを働けないようにしてやる」
などなどお客様の暴言は果てしなく続きます。
そのようなクレーマーに時間が取られてしまうと人件費やその他経費などが「コタツの売上（儲け）」を簡単に上回ってしまいます。
よってお客様がクレーマーになってしまう前に、新品への交換などの対応をすることが多いのです。
一見「クレーマーに屈して損失が出た」というふうに見えるかもしれませんが、そうでもないです。
不良品となってしまったコタツは、部品などを取り寄せて修理可能であれば修理をし、そのまま10％オフぐらいで販売しますので、売上被害を最小限に抑えることができます。
実際は10％ぐらいの割引であれば、十分な儲けが出ますので、民間企業の対応としてはベストなんです。
もちろん新品へと交換する際は柔らかい言葉で「もう同じ失敗を繰り返さないでね！」というような説明をします。
コタツの平均金額は１万円ぐらいで、基本的にメーカー保証が１年です。
購入後１年以上経過してしまいますと販売店としても修理や部品交換などは有料となります。故障箇所によっては新しいコタツを購入したほうがマシなぐらいの金額になってしまうことも多々ありますので、ご注意くださ〜い！
