お風呂場のバスタブは毎日洗っていますが、床・壁・鏡・排水溝・扉などの掃除はあまりやらないで、この際徹底的にキレイにしたいと思います。
1. 風呂場の鏡をキレイにする
基本的には先日のエントリー記事と同じです。
違うところは『より強力な白い鱗状の汚れやカビ』ということでしょうか。
お風呂場は洗面所より環境が悪いんですよね〜。。。
洗面所では手洗い・うがい・歯磨き・洗顔などで1日の使用時間が1人あたり10分ぐらいだと思います。しかしお風呂の使用時間は1人あたり30分から1時間以上となります。
さらにお風呂場は個室ですから室内全体が湿気だらけです。洗面所以上に石けんカスやシャンプーカスが付着しやすいので、半年間まともにお風呂場を掃除しないとカビや水垢などで大変な汚れになります。。。
実は3〜4年前にミニサンダで磨いたのですが、現状はこのアリサマです。
『白い鱗汚れ』だけではなく、鏡を固定する爪や隙間などもカルシウム汚れがガシガシしちゃってます(汚)・・・。
本当は鏡を外してミニサンダをかければイイのですが、ちょっと面倒なのでこのままの状態でどうにかしたいです。
そこで『ステンレス製のスクレーパー』で削ることにします!
ただキズが入る可能性があるので、少しでも付着物を柔らかくできるであろう『クエン酸水』を作って吹きかけることにします。
●クエン酸水の作り方
水道水100mlに対しクエン酸小さじ半分ぐらいを溶かしてスプレーボトル(画像のはヘアウォーターの使い終わったスプレーボトルを再利用)に入れます。今回はすぐに使うので、40度ぐらいのお湯を使いました。
まず始めにカルシウム付着物に満遍なくスプレーして10分ほど待ちます。
10分後さらに全体にスプレーしてもう10分待ちます。
合計で10分ほど経過してからスクレーパーで削ります。
多少ふやけてくれました。スクレーパーで削り落としていくと表面だけふやけていたようで、クエン酸水が浸透していない部分が出てきました。そういう場合はもう1度スプレーします。硬い状態でもスクレーパーで削り落とせそうでしたが、2度目のスプレーのおかげで軽い力で削れました。
なお、『鏡などの白い鱗汚れ』にはこの方法でやってもダメでした。クエン酸水をスプレーしたあとラップでパックして1時間以上経過したあとでも、『白い鱗汚れ』はビクともしませんでした・・・(ミニサンダがけで削ってます→下記のリンクを参照)。
鏡を取付ける爪はステンレス製だったので、こちらは耐水サンドペーパーで磨きました。
あまりやりすぎるのもどうかと思うので、ある程度汚れが落ちたらOKです!
もちろんこのあとはガラスコーティングを施行しました。
2. 風呂場の床と排水溝をキレイにする
床や排水溝などの汚れは『パイプクリーナー』を使用します。
近所のスギドラッグにあるオリジナルブランドの『パイプクリーナー1000ml』で200円(税込)ぐらいです。本来の使い道はお風呂場・洗面所・キッチンの排水パイプに流し込み、髪の毛やヘドロなどを分解してスッキリ洗い流すための商品です。
※メーカーが違っても成分などはほとんど同じだと思いますので、入手しやすい『パイプクリーナー』でOKです!
お風呂用の洗剤ではなく、『パイプクリーナー』を使用する理由は下記の通りです。
まず髪の毛やヘドロ汚れを分解するぐらい強力な液体なので、タンパク質や油などの汚れを強力に分解します。
実は成分が『カビキラー(ジョンソン)』などにも使用されている「次亜塩素酸塩」「水酸化ナトリウム」「アルキルアミンオキシド」「界面活性剤」と同じ成分が使用されています。カビ汚れ落しや漂白などにも適しています。
※成分濃度などは違うと思いますので、まったく同じ効果があるということではありません。
さらに除菌効果が絶大です!
実は除菌というのは重要なんです。
清掃後にガラスコーティングを施行しますので、洗剤だけで洗うよりも除菌しておいた方が『キレイが長持ち』します。
掃除の間隔が長くなりますので、楽ですね!
パイプクリーナーを扱うときはゴム手袋などが必須です。
まず、お風呂場の乾いた床に適量『パイプクリーナー』を垂らします。
液体をスポンジなどで均一に延ばしていきます。
床に延ばすと同時に排水溝・風呂の側面・風呂桶台なども一緒に『パイプクリーナー』を塗っておくと良いです。
※このとき換気だけはしっかり行ってください。
そしてしばらく放置します。時間は20分〜30分ぐらいが目安になります。
放置時間後に『パイプクリーナー』を塗った箇所を再度スポンジで全体的に軽く擦っていきます。このとき『ブラシでゴシゴシ』やるのはあまりオススメしませんが、柔らかい歯ブラシぐらいなら使用可です。
ざっくりスポンジがけが終わったら冷たい水で洗い流します。
私はまず冷たい水シャワーで全体を洗い流し、そのあとお湯のシャワーで流すようにしています。
最初からお湯で流すと『パイプクリーナー』の臭いが蒸気とともに充満します。この臭いは結構長引くので、最初は冷たい水で全体的に洗い流したほうがイイと思います。
最後の仕上げはガラスコーティングです。
車用のガラスコーティング剤でOKです。床などに残っている水をスポンジなどで大体拭いておき、硬く絞ったスポンジにガラスコーティング剤を1プッシュして床や排水溝などをサーッとなでるように施行していきます。施行した箇所をシャワーで流しマイクロファイバークロスなどで拭き上げれば完璧です。車じゃないので磨き上げる必要は無く、多少水分が残っていてもOKです!
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※『ガラスコーティング』したあとの床に直接素足が触れても人体に影響はありませんので、ご安心ください。
使用頻度や使用人数などによって異なりますが、1ヵ月後ぐらいに再度清掃するときはシャワーを当てながらスポンジで軽くなでるだけで、汚れが落ちます。
3. 風呂場のドアをキレイにする
実は風呂場のドア(扉)は若干難易度が高くなります。。。
理由は2つあります。
まずドアの材質がアルミやプラスチックということです。
アルミはステンレスと違ってサンドペーパーやコンパウンドなどで気軽に削ることができません。柔らかい素材なので、キズがつきやすく、削りすぎると極端に薄くなったり穴が開く可能性もあります。さらにそのままだとコーティングが剥がれた状態ですので、白く腐食します(アルミは酸に弱い)。ガラスコーティングでも多少はイケますが、専用のコーティング剤のほうが無難です。
そしてドアの取付け場所というのは基本的に『浴室と室内との境目』ということで安易にシャワーなどで水をかけることが難しいです。ドアを閉めた状態で浴室側だったらシャワーをかけても大丈夫ですが、さまざまな角度から強く当てると室内がビショビショになることもあります。だからシャワーなどで洗い流すのは最低限にして、濡れ雑巾などで拭き取る方が良いでしょう。
まずフレームのほとんどがアルミ製です。我家の扉はアルミをクリーム色に塗装してあるので、ステンレスのスクレーパーは使いたくないです。よってプラスチック製のスクレーパーを使用します。画像の物はたぶん車のスモークフィルムを貼るときのオマケで付いていたスクレーパーだと思います。
最近ではカーボン製も人気があるようです。
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耐久性には期待できませんので、5本ぐらい用意しておくことをオススメします。
この汚れの塊りはカルシウムなので、クエン酸水をかけて10分ぐらい放置してから、プラスチック製のスクレーパーで削ってみました。
あれ?思っていた以上に汚れが取れました〜!
その後もクエン酸水をスプレーしながらスクレーパーや歯ブラシなどを使って掃除します。もちろん最後の仕上げはガラスコーティングです。
完璧とまでは言えませんが、納得できるぐらいキレイになったんじゃないでしょうか!
もちろんガラスコーティングは忘れずに施行しましょう!