会社が倒産して無職になったブルベアトレーダーの日常

元配送ドライバー業でしたがコロナで会社が倒産しクビになり、時間だけはあるので株のブルベアだけでなんとか食ってます

ドライバーとしての独り立ち後は、『横乗り』の方が最悪でした

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一つ前のブログにも記述しましたが、『業務用大型スーパーマーケット』に就職して研修を担当してくれたのはSさん(28歳男性)です。

 

Sさんは私が入社した月末に退職予定なので、研修期間は2週間でした。

 

ただ2週間と言っても完全週休二日制なので、実質的には10日間しかありません・・・。

 

私は配送ドライバー初心者なんだけど、このぐらいの時間で仕事を覚えられるものだろうか?

 

ハイエースへの荷物の積み込み方、配送先の道順(混雑時の裏道を含む)、配送方法や荷物の置き場所など事細かに教えていただきました。


もちろん会社の裏話などもいろいろを聞かせてくれました(笑)!


まぁこのような話はどこの企業にも必ずあるもので、私はできるだけスルーしてましたけど!!


それでもSさんは親切丁寧に仕事を教えてくれたおかげで、2週間後にはめでたく『独り立ち』することになりました(全ての仕事を完璧に覚えたわけではなく、Sさんが退職されたので、ほとんど強制的な独り立ちです:笑)。


独り立ち』と言っても午前中は都内の繁華街に配送するため、同乗者が一人助手席に座ります・・・つまり朝『業務用大型スーパーマーケット』で荷物を積み込んで出発するときは2人で出掛けるんですよ。


同乗者というのは・・・まぁ、俗にいう『横乗り』ってやつです!


横乗り』という職業は主に『放置車両違反対策』として、ドライバーが配達のために車を離れた際、『放置駐車違反を免れる』ために車の見張り役をします。要するに車にずーっと乗っていれば良いだけの『誰にでもできる楽な仕事』で、60歳〜で定年退職された方に人気の職業なんです。


そう、お年寄りに人気の職業なので、例外なくウチの場合もご高齢の方(男性2名)です(笑)!


※仕事内容の割りには高時給だし、普通自動車免許を持っていなくてもできる仕事なので高齢者だけではなく、学生・女性・外国人などにも結構人気が高いらしいです(いざというときもあるので免許はあった方が有利らしい)。


で、この二人の『横乗り』の『おじいちゃん』たちなのですが・・・なんと実はご兄弟!

お兄さん(79歳)とは週に1日、弟さん(73歳)とは週に4日ほど同乗することになります。


お二人の最初のイメージは明るく愛想の良い方たちだったのですが・・・お年寄りの相手をするというのは結構大変だということが徐々に身にしみてきました・・・。


まずお二人とも明るい性格なのは良いのですが、お話好きでもあります・・・その話というがネックだったりします。

 

弟さんのケースだと1週間のうち4日間一緒で、全く同じ話を何度も聞かされることがメッチャ多いんですよ!


これは『お年寄りあるある』と言っても過言ではないと思いますが、1週間ごとに同じ話を『今日初めて話しましたぁ〜!』みたいな感じで話し出すのですよ・・・。


初めの頃は私も『新入社員(非正規ですが)』ということや相手が年配の方であるということで、丁寧に接して聞いてあげていたのですが、徐々にイライラしてストレスが溜まるようになってきました。


仕事で1日中車の運転をするということはさまざまなストレスとの戦いでもあります。


自殺願望でもあるのか?」というぐらい交通ルールを度外視した自転車や歩行者、やたらを荒っぽい運転をする周囲の車、どこから飛び出してくるかわからないバイクやスクーターなどなど・・・。


慣れの問題なのかもしれませんが、余計なストレスを追加されたらたまったものじゃありません!


そこで私は形振り構わずに「その話は前に言ってましたよね〜」とか「あ〜、先週その話をしてましたよね!」などと弟さんの話を遮るようになっていきました。話の内容は特定されてしまうので公表しませんが、私が全く興味のない話だったりもするので、耐えきれないんですよね。


実はすでに退職されたSさんから、その件は聞いておりました・・・。


Sさん「横乗りのおじいさんたちは同じ話を何度もするから鬱陶しいんですよね〜。基本的に何か話しかけられても無視していました!


その話を聞いたときは「同じな話を何度もする」のは『お年寄りあるある』だし、まぁなんとかなるだろうと考えていましたが、現実は甘くはなかったです・・・。


マジで鬱陶しい、イライラするわっ!!


研修が終わったからと言っても、まだ全ての仕事を完璧にこなすことができるワケではありませんので、気持ち的な余裕もないんですよね。

私はドライバー業未経験ということもあり、『独り立ち』から1〜2ヶ月ぐらいはいくつかのミスがあったりして、ヘコんでいた時期もありました。


それに・・・自分を正当化するわけではありませんが・・・私の職業は配送ドライバーであり、老人介護や福祉ではありません。さらに『横乗り』の方はあくまでも仕事の補助的な存在であり、メインというか主導権は配送ドライバーにありますので、『横乗り』のおじいちゃんの機嫌をとる必要などない・・・と考えて行動するようになっていきました。


ただそれでも・・・実は弟さんは元タクシードライバーで、『タクシードライバー歴50年』という強者です(すでに引退済み)!


都内などの道や渋滞混雑情報などに詳しい方で、ほとんど都内の道を知らない私にとっては有能な方だったりします。


弟さんには何度か的確なアドバイスで渋滞を回避したり、首都高速を使ったりと大活躍していただきました。通常は全て下道を走るのですが、やむを得ない場合は店舗のサービスカウンターに電話で「配送時間に間に合いそうもないので首都高を使います!」と連絡すればOK!


同じ話を何度もするのはアレですが、一応『頼りになる存在』なんです(笑)!


就職してから数ヶ月経過した今では『良好な関係』とまでは言えませんが、たまに昼食を一緒に食べる仲に発展していきました(蕎麦屋・牛丼屋など)。


「よし、明日はお互いに休みだから今晩は飲みに行こうぜ!」

 

というような友人にはけっしてなれませんが、昼食程度の適度なお付き合いぐらいはしてもいいかなぁ〜ぐらいという感じです。

 

そして・・・問題・・・いや大問題だったのはお兄さんの方なんです。


お兄さんは弟さんの紹介で『横乗り』業務をすることになったのですが、「こんな年になっても仕事をすることできるのは嬉しい!」という人で、性格的には明るく、真面目で几帳面な方のようです。


ただしこのお兄さんも弟さんと同様に同じ話を何度も繰り返すます・・・いや、弟さんとは同様ではありません・・・

 

全く別の生き物でした・・・

 

(なんという失礼な言い方なんだろう:笑)。


つづく・・・?


次回のブログは『実録、お兄さんとはトラブル連発、原因は●●だった?』をエントリーします(謎)?