2019年・・・平成最後となる年になってしまいましたね。
昨年も同じことを書いているのですが、飲食店や小売店などの経営側が「弊社で働く方のために正月を休むことにしました」などと戯けたことを言いうだすケースが増えてまいりました・・・。
まぁ各企業の考え方なんてさまざまなので、どうでもイイって言えばどうでもイイのですが、必ずしも働く側にとってメリットばかりとは限りません。
まず、↓ 上記リンクにはこのような記述があります。
>12月31日15時〜1月1日終日、売上2億円を削ってでも、全店休みます。
12月31日は半休みたいなもののようですが、1月1日と合わせておおよそ2日間の定休日ということだと思います。
正社員の方は・・・月給制でしょうから、まぁ休日が増えてラッキーでしょう。
ではパート・アルバイトで働く従業員の方々はラッキーなのでしょうか?
週20時間以下の契約で働かれてる方はちょっと置いといて、フルタイム(週40時間)で働かれている人にとっては「強制的にこの日を休め」と言われているようなもので、週休2日制だとしたら、他の休日はなくなる、もしくは1日だけになります。
もし仮にこの年末年始の定休日が週休2日制のパート・アルバイト従業員の休日にプラスされるとしたら月の休日が10日に増えてしまいます。そうなってしまうと収入が減少するということで、人によってはとても困りますよね。
フルタイムで働く人というのは私を含め『本業』なんですよね。
2月は28日までしかありませんので、『時給の仕事』で生活している人にとっては給与の減少が決定されています。だから1月も給与が減ってしまうということはちょっと痛いんですよ。
次に年末年始休みを含めて週休2日で1ヶ月の出勤が変わらない場合も、デメリットになってしまいます。
一般的な飲食店や小売店では正社員と比較して収入は少ないですが、「ある程度、休日を自由に取れる」というメリットがあります。これはパート・アルバイト従業員の数少ない特権とも言えるようなメリットで、私が働く小売店でも結構融通が利きます。
例えば「この週は旅行に出かけるので有給を1日使って3連休にしたい」とか「来月は忙しい月で残業などが増えるから、体力的に厳しくなる。3日出勤したら1日休むみたいなシフトにしてほしい」なんてことも一応希望として出すことが可能です。
「年末年始ぐらい休みたいなぁ」という人もいると思いますが、「年末年始は働きたい」という人も大勢いるんですよ。
例えば私なんかがそういう人です!
私が勤務するプラス(仮)ABC店では12月31日〜1月3日までの4日間は『年末年始手当』というのが支給されます。勤務形態によって金額に差はありますが、フルタイムの私の場合1日3,000円支給されるので、4日間すべて出勤だと12,000円です。
まぁ今年なども含めて4日間すべて出勤ということはないのですが、毎年3日間は出勤していますので、1月の収入は9,000円ほど多くなります。
私は年末年始に帰省する必要もないし、どこかレジャーに出かけることもありません。収入が少ないですからね・・・(笑)。
それと・・・プラス(仮)ABC店の場合は、年末年始に来店されるお客さんが少ない傾向にありますので、個人的には溜まっている裏方の仕事を片付けたり、倉庫の整理や清掃などに十分な時間を費やせるのでありがたいです。
毎年11〜12月は忙しいので、どうしても「いつかやっておきたい仕事」が残ってしまうので、年末年始の暇な時に片付けることにしています。
あくまでも1月1日なんて『365分の1日』であり、年間行事なんて関係ないんですよ。
「日本人として寂しい人だなぁ〜」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、世の中には相当数の方が、同様の考えで年末年始なのに仕事をされています!
例えば交通機関ですね。
電車・バス・航空機などに従事する全ての方は、年末年始が逆に書き入れ時ですよね。もちろん観光地や神社・寺などで働く方も忙しいでしょう。
あと警察・消防+救急・病院なども『書き入れ時』とは関係なく『365分の1日』として仕事をされています。
もちろん平均的に見れば年末年始休みの方が圧倒的に多いのは間違いありませんが、そうじゃない人もいるということなんです!
だから今の時期に働いている人を見かけたら
「正月から仕事するなんて可哀想に・・・」
と思わずに、
「おっ、あの人、稼いでいるんだな!」
と思っていただける幸いです!
ちなみに私・・・本日2019年1月1日はお休みだったりします(笑)!もちろん明日は仕事ですけど!