Sさん(外国人女性正社員)が入社して当店舗に配属されてから、もう3年半ぐらいになるだろうか。。。
もうホント「困った」というか「参りました」よ・・・。
いやね、通常大卒の日本人正社員だと2年目ぐらいからバリバリ仕事がいろいろ出来るようになってきて、入社3年以上だと『パート社員から頼られる存在』になっているのが普通なんですよ。
しかしSさんは、4Hのパートさんが3ヶ月で覚えられるようなことが、今だに出来ないというかやろうとしない、覚えようとしないんですよね。
せめて「プラス(仮)ではどんな商品が売っているのか」ぐらいは覚えてほしいものです。。。
Sさんは韓国生まれの韓国育ちで、日本の某大学に留学→卒業してプラス(仮)に入社しました。
日本語のレベルは結構高く、外国人特有のイントネーションが若干あるものの、会話や読み書きに不自由することがないぐらい優秀です!
つい先日↓のようなことがありました。
Sさん「田中さん、このアフター案件お願いします」
私「えっ、私がやるんですか?他に空いている人はいないのですか?」
『アフター案件』とは商品を購入されたお客様からの質問・クレームなどのことなのですが、基本的にバックヤードのパート社員である私が直接対応することはまずありません。
ある程度お客様と話がついて商品の修理や交換などで私たちバックヤードが動くことはあるのですが、接客が絡むような対応は基本的にパート販売員もしくは正社員が対応することになっています。
しかしSさんは私に対応するように指示をしてきたので、おかしいなぁ〜と思ったので「なぜ私が対応しなくてはならないのか?」という質問をぶつけてみました。
Sさん「今日はパートさんの人数が少なくてみんな手が空いてないんですよ」
私「(もしかするとバックヤードが対応した方が良いアフター案件なのかな?)」
プリントされたアフター案件を見てみると・・・なんと「注文した家具の色変更と配送日の変更」という内容でした。
私「これって、販売員さんか正社員がやることになっているアフター案件ですよね?今Sさんは対応できないのですか?」
Sさん「私はアフター案件のことよく知らないのです・・・」
私「えっ?(入社して3年も経過しているのに)アフター案件やったことないんですか?」
Sさん「何度かやったことはあるんですけど・・・よくわからないんです」
あまり納得はできない返答でしたが、お客様も待っているでしょうから私が対応することにしました。
今回のアフター案件は単純で
1.パソコンで注文伝票を呼び出して商品の変更をする
2.お客様に電話連絡して希望の配送日を確認する→パソコン入力
3.その他(伝票のプリントなど)
細々としたこともありますが、基本的にはこれだけです。
今回は配送まで2週間以上ありましたし、商品の色変更のみだから金額変更はなく、商品キャンセル+新規注文の必要もないし、配送センターに電話連絡して配送日時の変更を相談する必要もないので、20〜30分ほどで終わる内容です。
『20〜30分』と言っても『私が対応する必要がない作業がイレギュラーで入ってしまった』ため、今日私がやらなくてはならない作業が遅れてしまいます。
私「う〜ん、今日入っている作業が終わらないから残業申請してやっていくか!」
というワケで店長に残業30分程度を申請しました。
ついでと言ってはなんですが、Sさんについても報告しておきました。
いくら外国人とはいえ、入社してから3年になるのに簡単なアフター案件に対応できないって大問題ですから!
店長「え〜、田中さん・・・それマジっすか!? Sさん相当ヤバいですね・・・」
さすがに店長もビックリしたようで、その後すぐSさんは呼び出されてました・・・。
まず販売員ではないバックヤード担当のパート社員に伝票操作が必要なアフター案件をやらせては基本的にダメ。何かしら理由があってやってもらうのであればその前に先輩正社員や上司に相談する。そしてSさん自身が仕事でわからないなら誰かに教えてもらうなどして必ず覚えなくてはなりません。
あとでわかったことですが、どうやらSさんは入社直後の先輩社員からの指導がダメだったようです。
すでに他店舗へと異動した先輩社員なのですが、一番最初に教わったことが『正社員はパート社員に指示を出すのが役目』ということだったらしいのです。
個人的には『正社員はパート社員に指示を出すのが役目』ということは理解できます。しかしそれは正社員である自分が店舗作業全て出来るようになってからの話で、何も覚えなくても良いという意味ではありません。
どうやらSさんは『正社員はパート社員に指示を出すのが役目』という意味を勘違いして、『自分が出来ないことでもパート社員にやってもらえばOK』という認識だったようです。。。
その先輩社員の教え方がマズかったですね。
Sさんは日本語が達者ではありますが、『新人の外国人』ということを忘れてはイケません。ちょっとしたニュアンスが伝わらないのが当たり前でしょう。
『正社員はパート社員に指示を出すのが役目』という言葉をそのまま鵜呑みにしちゃったんですよね。。。
正社員は『パート社員に店舗作業の全てを教えることができる』ようにならなくてはなりません。『パート社員に指示を出すだけ』では小学生だって出来ますよ。
まぁ『指導した先輩社員』という人がちょっと特殊な人だったので・・・Sさんはある意味『被害者』なのかもしれません。
この『先輩社員』というのが中途採用でプラス(仮)に入社された方で40歳代の入社2年目ぐらい。前職もプラス(仮)と似たような流通小売業(某ドラッグストア)でエリアマネージャーをやっていたらしいのですが、ワケあって退職してプラス(仮)に転職してきました。
そう彼は『生え抜きの正社員』ではないんですよね〜。
だから以前の癖や考え方、エリアマネージャーという上位の役職者だったこともあり、プラス(仮)に馴染んでないのですよね・・・というよりも『自分の考え方を貫き通す』というタイプだったんですよ。
※ある意味ちょっと面白い方なので、そのうち彼のことをブログにUPしたいと思います。
どちらにしても店舗作業だけではなく商品知識などのレベルも低いSさんなので、徹底的に店舗のことを覚えていかないとなりません。もし現状のまま他店舗へ異動しちゃったら・・・「3年もやっているのに何も出来ない正社員」というレッテルを貼られ『お局的パート社員』から虐められる可能性があるでしょうね。。。
Sさん、がんばれ〜!!