予想通り筆記試験は全員合格でした。
まぁよほどのことがない限り不合格になるようなテストではないです。
そして今日からフォークリフトに乗って実技教習することになります。
まず23名の受講者は３班に分けられました。
詳細はわかりかねますが、どうやら１班あたり10人ぐらいまでが目安となっているようで、今回は23名ということで３班になるようです。各班に教官が１名、フォークリフトが１台というシステムで講習が進められるようです。
私は第２班（８名）になったのですが・・・この第２班は結構大変な実技教習となりました。
まずなぜか第２班全員が『フォークリフトに乗るのは今日が初めて』という方ばかり。。。
そしてなぜか第１班と第３班は仕事などで乗ったことがある、もしくは現在進行形で乗っている人たち多いようです（２〜３名ぐらい初心者）。
※ちなみに本来『フォークリフト運転技能講習修了証』がない無資格者がフォークリフトを運転することはどんな場所（公道・私有地など）であろうと違法です。（労働安全衛生法の両罰規定により違反者には「6月以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられます。）
世間一般の感覚では『フォークリフトの運転技能講習修了証は簡単で誰でも取得できる』ということなのですが、
第２班全員「フォークリフトの運転は全然簡単じゃない！」
普通免許を持っている人はご存知だと思うのですが、教習所ではとにかく前後左右（ミラーも含む）の確認をしますよね。あれと同じようなことを当然やります。そして後輪操舵を左腕だけでハンドルを回し操縦するのですが、私たちの場合「たったの２回（約10分程度）ぐらい前進後進をやっただけで前後のスラローム」をやらされます！
普通自動車でもけっして簡単ではないスラロームを今日初めて乗ったフォークリフトでは簡単にできないッス！
まだ年配の私だけとかならわかるのですが、20歳代・30歳代の若い男性も苦戦していました。
フォークリフトの運転ってイメージ的には『乗用車をバックで走らせる』という感じです。慣れれば結構イケそうな感じもしますが、最初から思うように走らせることは無理です。
前述してますが８人一組で乗れるフォークリフトは・・・たったの１台だけ（マジっすか）！
そう・・・８人もいるとフォークリフトに乗れる時間より見ている時間のほうが圧倒的に長いのです。
私「なんなんだこのフォークリフト運転技能講習って？」
『フォークリフト運転技能講習』のはずなのに、そのフォークリフトにほとんど乗れずに１日を過ごさないとイケナイのです。せめて人数が半分の『４人一組』だったら結構練習できるのですが・・・たぶん「そのような少人数での教習」というルールはない模様です。
そして運の悪いことに極端に要領の悪い「60歳代のおじさん」が１人いました。。。
この「60歳代のおじさん」というのが、恐ろしいほど同じミスを繰り返すのです。
例えばフォークリフトは左手だけでハンドル操作するのですが、「60歳代のおじさん」は右手でやります。しかもどうやら『無意識で右手で操作しちゃう』ということのようなんです。最初は教官から右手で操作するたびに注意されていたのですが、10回めの注意あたりから教官がサジを投げました（薄笑）。
それとさまざまな確認を声だしと指差しでやらなくてはならないのですが、確認事項によって右手と左手を使い分ける必要があります。これもすべて右手でやってのけます（笑）！
必然的に「60歳代のおじさん」の『フォークリフト占有時間』が長くなりますので、その他７人の『乗れる時間』がどんどん短くなっていきます。。。
結局初歩の初歩である「前進でのスラローム」は３回だけ、「後進でのスラローム」は４人が２回、私を含む３人は１回だけしかできませんでした。ちなみに他の班ではそれぞれ４回ずつ練習できたようです・・・。
本当にお願いしたいです。
私「もっとたくさんフォークリフトに乗らせてくれぇ〜〜〜〜！」
いや本当にマジで実技テストまでに何時間乗れるのだろうか？
自動車教習所だったら「MTは34時限、ATは31時限」となっているので、ほぼそのぐらいの時間ハンドルを握って運転できますよね。ところが『フォークリフト運転技能講習』ではこのままだと「１日合計１時間以下」というレベルです。
つまり今日から最終日まで三日間なので『フォークリフトの総乗車時間はせいぜい２時間30分ぐらい』ということです。
こんなんで上手くなるとは思えないので、おそらく『フォークリフト運転技能講習』とは『フォークリフトの操縦が上手くなるための講習』ではなく、『安全運転の基本だけを教えるからあとは職場で練習しろ』という感じなのでしょう。。。
明日に続きます。。。
