会社が倒産して無職になったブルベアトレーダーの日常

元配送ドライバー業でしたがコロナで会社が倒産しクビになり、時間だけはあるので株のブルベアだけでなんとか食ってます

修理・補修した商品をアウトレットで販売しています

バックヤード担当だけの仕事ではないけど、壊れたり、傷ついた商品を修理して『アウトレット商品』として販売することがあります。だいたい定価の10%〜20%OFFぐらいで販売することになります。

修理・補修以外にもお客様都合で返品された商品なども『アウトレット商品』として並ぶことが多いので、けっこうお買い得な商品が多いです!

壊れた部品だけを発注して交換するのは比較的簡単ですが、プラス(仮)パーツセンターに在庫がなく部品が注文できないなどという場合は、修理や塗装を施すケースも多々あります。

部品代・修理・値下げ、さらに人件費をかけることにより赤字となってしまうケースが多いので、廃棄してしまった方が経費が少なく済むこともあります。

それでも修理・補修しなくてはダメなんです!

プラス(仮)では『不良商品の廃棄率を下げる』という規則になっています。廃棄率が高い店舗の店長や役職者の評価が下がってしまうのです。

そう、廃棄率が高いとその店舗の店長や役職者は『無能である』という判断が下されるのです。評価が下がると彼らの賞与や昇給に影響が出ます。さらに出世にも影響が出てしまいます。。。

だから私が頑張るのです!!

オープンからお世話になっている正社員たちは、みなさん本当に良い方ばかりです。

当初は家具担当のサブマネージャーの方に、修理などを教えてもらいました。
正確には『教えてもらった』ではなく『見よう見まねで覚えた』が正解です。

他社は知りませんがプラスでは修理・補修に関するマニュアルがあって、さまざまケースの修理方法が掲載されています。教育用のPDFなども発見して勉強もしましたが、やはり実際に修理しているところを見せてもらった方がわかりやすいし早く覚えられます。

私「なるほど、こうやって修理すればイイのか!」

だから最初は家具担当サブマネージャーを頼りにしていたのですが、一度覚えてしまえばそれほど難しいことはないです。

しかしとにかく時間がかかります。

やはり『アウトレット商品』といっても売り物なので、できるだけキレイな状態にしたいです。
しかし店舗にある工具のほとんどは安っぽいものしかなく、電動工具に至ってはドリルドライバーしかありません。
ハッキリ言いますと電動工具を揃えたり、便利グッズ的な工具を揃えればもっと修理・補修の時間短縮になりますし、見栄えも良くなります。

そこで店長に直談判しました。

私「ウチに使えそうな工具とかあるので、試しに持ち込んでみてもいいですか?」

そう自宅には日曜大工とまではいきませんが、それなりの電動工具があるんです。
それらを持っている理由はまた後日説明します!

店長「ホントは会社が用意したもの以外の工具は使用禁止だけど、まぁ怪我しない程度にしてください(黙認するという意味)」

というワケで電動工具や便利グッズ・工具を持ち込みます。

《持ち込んだ電動工具

1. 電動ジグソー
主に木材を切るために使います。刃先を替えれば金属棒ぐらいはカットできます。


2. 電動ディスクグラインダー
主に金属を切断・削る・磨くための工具です。ディスクを替えることでタイルなども切断できます。


3. 電動リューター
主に小さい穴を削るための工具です。


4. 電動サンダー
サンドペーパーを取付けて磨いたりする工具です。水をつけた方がサンドペーパーが目詰まりせず仕上がりがキレイになりますので、耐水サンドペーパーを使用します。塗装前の下地処理などにも大活躍です。


5. 電動充電ドリルドライバー
プラス(仮)にも1台ありますが、他の方が使用していると『使いたいときに使えない』ことがあります。だから自分専用として使うために持ち込みました。持ち込んだのはリチウムイオン電池で重量が1kgと軽量で、パワーはそこそこあり使いやすいものです。プラス(仮)にあるのはニッカドバッテリーで大きいので使い勝手が悪いですが、パワーだけはあります。
私は主に家具の組立や解体時のネジ回しに使用することが多いです。

 

 

《持ち込んだ便利グッズ・工具》

1. ホットボンド
ちょっとした穴を埋めたり、接着したりと利用用途は多岐にわたります。


2. ノギス
物の厚み・穴の直径・穴の深さなどを計ることができます。


3. 精密ドライバー
100円ショップで売っているもので充分です。なお先端が外れやすいので、瞬間接着剤で固めておくとOK。


4. ショックドライバー
主に手だけでは外れないネジを外すために使用します。貫通ドライバーなどでもOK。


5. 棒タイプの金属ヤスリ
細い・太い・丸いなど数種類あると便利です。


6. ドリル刃セット(15ミリまで)
プラス(仮)には6ミリぐらいまでのドリル刃セットしかありませんでした。


7. スタッピドライバー
狭いところの+-のネジを外す際に便利な大きさです。ほとんど+しか使いませんけど。こちらも100円ショップのやつで充分です。


8. 平タガネ
ハンマーで打ち付けることにより金属など削ったりできます。滅多に使いませんが、金属よりも木工で使うことが多いです(ノミの代用品)。


9. プラスチックハンマー
会社にはゴムハンマーと鉄製のトンカチしかありませんが、経験上プラスチックハンマーがなにかと使い勝手が良いです。

だいたいこんな感じです。
他にも滅多に使わない工具など気がついたら更新します。

我ながら『奇跡の工具』と思ったのが『精密ドライバー』です。

絶対に必要な工具なので、予め店舗の装備品として用意しておくべき工具です。

例えばボタン電池を交換する際、ほとんどが『小さいネジ』でとめられています。時計やクリスマスなどのLED装飾品などその他いろいろとあります。
そんな『精密ドライバー』ですが、あるとき大活躍しました。

プラス(仮)では学習机・チェスト(タンス)・机用のワゴンなどで簡易的な鍵がついている商品がいくつかあります。スチール製・組立木製などざいしつはさまざまですが、『鍵付きの引き出し』で鍵が紛失することが良くあります。

アウトレットや展示品などの場合は会社からの指示で鍵も一緒に展示しなくてはなりません。
子どものイタズラなのか・・・本当に良くなくなります。

しかもわざわざ鍵を閉めた状態で紛失していることが多いです!

もちろん簡易的な鍵なので、部品として発注すれば3〜4日ぐらいで店舗に入っては来るのですが、アウトレットなどの場合は売れたときに「鍵がなくなっている」と気付くことが多いのです。アウトレットでは新商品に入れ替わるタイミングで展示品をそのまま販売するケースも多いので、他の展示品から鍵だけ拝借することができない場合もあります。

そんなときに偶然発見したのですが、できるだけ細い『精密ドライバー』を2本差し込んで上手く押し付けて回すと鍵を開けることができちゃったのです!

要するにピッキングです(笑)。

家の鍵などと違って複雑な構造になっていないので、やろうと思えばなんとかなりますが、真似をされる場合は鍵の破損などに注意して『自己責任』にて対応してください!